指毛処理でキレイな指へ|適切な処理方法からぶつぶつ毛穴を目立たなくする方法まで

指毛

手の指は人目に触れやすく、ムダ毛が目立つ部位です。そのため、頻繁に指の毛を処理している方も多いでしょう。

しかし、間違った方法で指毛の処理を続けていると、肌を傷つけてしまう可能性があります。

本記事では、指毛の特徴や適切な処理方法、肌トラブルについて解説します。

方法ごとのメリット・デメリットを把握したうえで、適切な指毛処理を行い、キレイな指を目指しましょう。

指毛(ゆびげ)の特徴について

指毛は、生えている範囲が狭いため比較的処理が難しい部位です。

特に、利き手の指毛を処理する場合、利き手ではない手でカミソリを扱うため、上手く動かせず、指を切ってしまうこともあります。

また、指の付け根から第二関節にかけて生える「指節毛(しせつもう)」は、太くて濃いことが特徴です。シェーバーや毛抜きで処理しても、ぶつぶつとした毛穴が目立ちます。

指毛の毛周期

毛周期

効率よく指毛を処理するために「毛周期」について理解することが大切です。毛周期とは、毛が生えてから抜け落ちるまでのサイクルのことです。

毛周期は、毛が成長し肌の表面に現れはじめる「成長初期」、毛が伸びていく「成長後期」、毛の成長が止まり自然と抜け落ちる「退行期」、新しい毛を生やす準備をしている「休止期」の4つで構成されています。

体毛のうち10~20%が成長期にあたるといわれています。一般的に、指毛の毛周期は、成長期が3~4ヶ月、休止期・退行期が4~5ヶ月程度と言われています。

ただし、1本1本の毛周期は異なります。「指毛を処理してもすぐに生えてくる」と感じる理由は、成長期の毛を処理しても、そのあと成長期を迎えた毛がすぐに伸びてくるからです。

指毛の処理方法

指毛の処理方法や、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

メリット・デメリットを十分に把握したうえで、自分に合った指毛処理を実践しましょう。

  • 毛抜き
  • カミソリ・シェーバー
  • ワックス
  • 除毛クリーム
  • 光美容器

毛抜き

メリット
  • 安価で手軽
  • 手に入れやすい
  • 外出先でも使用できる
デメリット
  • 痛みが大きい
  • 肌や毛穴へのダメージが大きい
  • 出血のおそれがある

ピンセット型の毛抜きを使えば、簡単に指毛を処理できます。100円台~1,000円程度と価格も安く、ドラッグストアやコンビニなどで簡単に手に入りやすいです。一方、太くて濃い指毛の場合、抜くときに強い痛みが伴います。

また、毛とともに毛穴が引っ張られ、肌や毛穴に大きなダメージを与えます。やり方によっては、出血することもあるでしょう。

やり方や頻度に気をつけないと、肌や毛穴を傷つけてしまうため注意が必要です。

カミソリ・シェーバー

メリット
  • 安価で手軽
  • 手に入れやすい
  • 外出先でも使用できる
デメリット
  • 皮膚を切るおそれがある
  • 頻繁に行うと肌への負担が大きくなる

毛抜きと同様、カミソリやシェーバーは値段が安く簡単に手に入る点がメリットです。持ち運びやすく、外出先で指毛が気になったときにサッと処理できます。

一方、カミソリ選びを間違うと皮膚を切るおそれがあり危険です。

例えば、腕や脚に使用するT字カミソリは、指に対して刃が大きく、皮膚を切るおそれがあります。刃が滑りやすいI字カミソリも、利き手の指毛を処理するときに注意が必要です。

そのほか、頻繁に処理すると、皮膚表面の必要な角質まで剃ってしまい、乾燥や肌荒れなどのトラブルを起こしやすくなります。

ワックス

メリット
  • 一度の処理で一定期間きれいな状態を保てる
  • 細かい毛や古い角質も取り除ける
デメリット
  • ある程度の毛の長さがないと処理できない

ワックスによるムダ毛処理は、温めた専用ワックスを皮膚に塗り、冷えて固まったら一気に剥がす方法です。

指毛の毛根から抜くため、一度の処理で一定期間きれいな状態が保てます。また、指の細い毛や古い角質も取り除けるため、きれいに仕上がります。

しかし、ある程度の毛の長さがないと処理できないことがデメリットです。

除毛クリーム

メリット
  • 簡単に処理できる
  • 毛先がチクチクしにくい
デメリット
  • 肌に合わない可能性がある
  • 肌が弱い方は使用できない

除毛クリームは、毛の主成分であるタンパク質(ケラチン)をクリームの薬剤で溶かす方法です。

指毛が生えている範囲にクリームを塗って流すだけのため、簡単に処理できます。毛先を溶かすため、伸びてきた毛先がチクチクしにくい点もメリットです。

一方で、毛の主成分であるタンパク質(ケラチン)を溶かす有効成分が入っているため、肌が弱い方や敏感肌の方には合わない可能性があります。

特に手の指は、手洗いや料理などで水に触れる機会が多く、一度肌トラブルを起こすと治るまでに時間がかかります。製品の説明書の指示に従い、パッチテストを行ったうえで使用しましょう。

光美容器

メリット
  • 徐々に指毛が目立ちにくくなる
  • 美肌効果で毛穴も目立ちにくくなる
  • 好きなタイミングでケアできる
  • 中長期的に見ると経済的な負担が少ない
デメリット
  • チクっとした痛みを伴う

光美容器は、メラニン色素(黒い色素)に反応して発生する熱でムダ毛にアプローチすることで、毛を目立ちにくくする方法です。継続的に使用することで、徐々に指毛が目立ちにくくなります。

サロンでも導入されているIPL方式の場合、美肌効果も期待できるため、指の毛穴が目立ちにくくなる点もメリットです。

指毛が気になったときにすぐケアできるため、クリニック・サロンに行く時間が確保できない方にも向いています。

一方で、指は脂肪や筋肉が少ないため、ほかの部位と比べてチクっとした痛みを感じやすいです。痛みが気になる方は、照射レベルが調節できる光美容器がおすすめです。

代官山クリニック 蘆田英珠先生

【代官山クリニック 蘆田英珠先生のコメント】
IPL をクリニックで治療として使うこともあるんです。IPLの光の波長は肌を美しくすることでも知られ、肌にハリやうるおいを与えてくれます。肌にハリを出すことも、ムダ毛処理も一緒にできるというのは、カミソリだけでのケアでは難しいですよね。

指毛処理に潜んでいる肌トラブルとは

カミソリやシェーバー、毛抜きで指毛の処理を行う場合、下記の肌トラブルを引き起こすおそれがあります。

トラブル 特徴
色素沈着 ターンオーバーが乱れた結果、メラニン色素が皮膚内に残り、肌が黒ずんで見える状態
埋没毛 肌が傷ついて毛穴が塞がり、その中で毛が成長している状態
毛嚢炎 肌が傷ついて毛穴やその周辺が炎症を起こしている状態

特に、手の指は日常的に色々なものが触れる部位です。触れたものから雑菌が入り、さらに炎症がひどくなる可能性もあります。

一度肌トラブルが起こると、トラブルに対するケアも必要になり、ムダ毛処理以外にも余計な時間とコストが発生します。

カミソリ・シェーバー、毛抜きで頻繁に指毛処理をしている方は、処理方法や頻度を見直しましょう。

指毛に関してよくある質問

指毛に関するよくある質問と回答をまとめました。

  • Q.「指毛は抜くのと剃るのどっちがいいですか?」
  • Q.「指毛の毛穴をなくす方法はありますか?

Q.「指毛は抜くのと剃るのどっちがいいですか?」

両者にメリット・デメリットがあるため、自分に合う方法で処理しましょう。

抜く場合と剃る場合のメリット・デメリットは下記のとおりです。

メリット デメリット
抜く場合 ・毛先がチクチクしない
・安価で手軽
・痛みを伴う
・出血のおそれがある
・肌や毛穴へのダメージが大きい
剃る場合 ・痛みがほぼない
・安価で手軽
・毛先がチクチクする
・皮膚を切るおそれがある
・色素沈着などのトラブルを起こすリスクがある

どちらの場合も、頻繁に行うと肌トラブルの原因になるため注意が必要です。

Q.「指毛の毛穴をなくす方法はありますか?」

毛穴をなくすことはできません。ただし、毛穴を目立ちにくくすることは可能です。

例えば、IPL方式による光美容器の場合、毛穴を目立ちにくくする効果や美肌効果が期待できます。継続的に使用することで、指の毛穴が徐々に目立ちにくくなるでしょう。

好きなタイミングで処理できるため、クリニックやサロンに行く時間が確保できない方にもおすすめです。

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