VIOの安心な自己処理のやり方を紹介

VIOのチクチクしない自己処理のやり方を紹介

「水着を着る夏までにVIOを整えたい」「将来に向けて介護用のムダ毛処理したい」など、見た目や衛生面を理由にVIOの毛を処理する方が増えています。しかし、デリケートな話題のため、悩みを抱えていてもなかなか相談できないもの。

本記事では、VIOの自己処理方法や自己処理のメリット・デメリットについて紹介します。今のうちに自分に合った方法を知っておきましょう。

VIOの毛の自己処理における基礎知識を紹介

VIOの自己処理における4つの基礎知識を画像付きで紹介します。

  • 毛周期
  • 形・デザイン
  • 毛量・毛量調節
  • 事前準備・アフターケア

VIOの処理方法がわからないまま、自己流で処理すると思わぬトラブルを起こす可能性があります。特にIライン・Oラインは粘膜部分が近いため、傷つけないように注意しなければなりません。

近年は女性だけでなく、男性にもVIOを処理する方が増えています。正しい知識と方法を身につけて、安全にVIOの自己ケアを行いましょう。

毛周期

毛周期

毛周期とは、毛が生えてから自然に抜け落ちるまでの周期のことです。毛周期には4つのサイクルがあります。

  • 成長初期
  • 成長後期
  • 退行期
  • 休止期

成長期には初期と後期があり、成長初期の毛はまだ皮膚の外まで伸びていません。皮膚の外まで伸びている毛は成長後期の毛です。

退行期の毛は成長が止まり、毛穴から抜け落ちる準備を始めます。そして、毛が抜け落ちて新しい毛が生えるまでが休止期です。

毛周期は部位によってサイクルの長さが異なります。一般的に、VIOの毛周期は1~2か月と言われています。腕の毛の毛周期が3~4ヶ月のため、VIOは比較的短い期間でサイクルが訪れます。

形・デザイン

VIOのなかでも特にVラインの毛を処理する際に、形・デザインで悩む方は多いでしょう。クリニック・サロンで人気とされているデザインは6種類あります。

  • ハイジニーナ(無毛)
  • ナチュラル
  • トライアングル
  • オーバル
  • スクエア
  • I型

6種類の中で自然な仕上がりが期待できるデザインは、ナチュラル・トライアングル・オーバルの3つです。

ナチュラルは自然な形に近いため、Vラインのケアが初めての方に向いています。ほかの形に変更しやすいことも魅力です。

トライアングルは、面積が狭いビキニや下着でもアンダーヘアがはみ出しません。残す毛量が少なく清潔感を保てます。

オーバルは、女性らしい丸みを実現したデザインです。毛を残す面積を狭くすれば、アンダーヘアがはみ出す心配はありません。

海外で人気のある形にしたい方には、スクエア・I型がおすすめです。デザイン性が高いため、おしゃれな気分を味わえます。

また、アンダーヘアの悩みから開放されたい場合は、ハイジニーナ(無毛)を選択するのが良いでしょう。

毛量・毛量調節

VIO、特にVラインの処理をする際、アンダーヘアの毛量(ボリューム)は考えなければいけません。毛量を調節するだけで見た目の印象を変えられ、ムレによる不快感を抑えることもできます。

いきなり形を変えることが不安な方は、Vラインの毛量調節から始めてみましょう。ただし、I・Oラインは無毛にして、清潔感を保つことがおすすめです。

毛量を調節する際には、2~3cmの長さを目安にカットしてください。ハサミを使うと切り口がチクチクするため、電気シェーバーやヒートカッターの使用が向いています。

また、自然な見た目に毛量調節するためには、Iラインに近い部分が薄くなるようグラデーションを意識しましょう。

事前準備・アフターケア

VIOの毛を安全に自己処理するためには、事前準備とアフターケアが重要です。正しい知識を身につければ、ケア後の仕上がりを良くできます。

自己ケアを行う際には、まずアンダーヘアを温めましょう。保温により毛が柔らかくなれば、処理しやすくなります。

VIOはデリケートな部位のため、ハサミやカミソリなど使用する道具は消毒するのがおすすめ。また、光美容器を使う場合は、ある程度のシェービングが必要です。

自己処理を終えたあとは肌がダメージを受けているため、クリームやローションで保湿します。光美容器でケアした場合は、冷たいタオルを使って照射部位をクールダウンしておきましょう。

【注意点】VIOの自己処理で除毛クリームやワックスの使用は避けましょう。

VIOの自己処理では、除毛クリームやワックスを使わないようにしましょう。

特に除毛クリームは肌への刺激が強く、VIOの自己ケアには向いていません。ほとんどの製品がVIOへの使用をNGとしています。

ワックスは一度に広範囲を処理できますが、一気に引き抜くため毛根に大きな負担がかかります。埋没毛や毛嚢炎を引き起こすため注意が必要です。

VIOの自己処理には電気シェーバーや光美容器など、肌トラブルを起こしにくい道具を使いましょう。

VIOの自己処理の手段別メリット・デメリット

VIOの自己処理の手段別メリット・デメリット

VIOの処理方法を紹介します。

  • ハサミ
  • カミソリ
  • 電気シェーバー
  • ヒートカッター
  • 光美容器

各処理方法をメリット・デメリットを踏まえて紹介するので、自分に合った方法で実践しましょう。

ハサミ

メリット
  • 安価で手軽に処理できる
  • 細かい部分を処理しやすい
デメリット
  • 部位によっては処理が難しい
  • 皮膚を傷つけるリスクがある

ハサミはVIOの毛をカットして整える際に便利なアイテムです。ドラッグストアで安価で手に入り、手軽に毛量を調節できます。小さいサイズのハサミであれば、細かい部分の処理も簡単でしょう。

しかし、I・Oラインのように自分で見にくい部位の処理は困難です。刃が直接肌に当たるため、誤って皮膚を傷つけるリスクがあります。

ハサミによる自己処理は、自分で確認しながらケアしやすいVラインのみにしましょう。

カミソリ

メリット
  • 安価で手軽に処理できる
  • 旅行先にも持っていきやすい
デメリット
  • 肌を傷つけるおそれがある
  • 伸びてきたときにチクチクする

カミソリを使った自己処理はスタンダードな方法です。多くの方がカミソリを使って自己ケアしています。

ドラッグストアをはじめスーパーやコンビニなど、どこでも購入可能です。100~3,000円で手に入り、自宅で手軽に自己ケアできます。

ただし、カミソリは毛をシェービングするだけでなく、肌を傷つける恐れがあるため注意が必要です。また、毛が伸びたときにチクチクすることで、不快に感じる場合があります。

電気シェーバー

メリット
  • カミソリよりも肌を傷つけにくい
  • 刃の交換頻度が少ない
デメリット
  • シェーバー自体の手入れが必要
  • ケア後にザラザラ感が残りやすい

電気シェーバーは刃が直接肌に触れず、肌を傷つけにくいため、VIOのケアが初めての方におすすめです。

しかし、長く使い続けるためにはシェーバー自体の手入れが必要です。メンテナンスを忘れると、刃に毛が詰まり故障の原因となります。

また、VIOのように太い毛の場合、ケア後にザラザラ感が残る可能性もあります。

ヒートカッター

メリット
  • 毛先を焼き切るため、チクチクしにくい
  • 処理後の毛が衣類を突き抜けにくい
デメリット
  • ツルツルにはできない
  • 処理に時間がかかる

ヒートカッターは、電気の熱を利用して毛先を焼き切ります。ハサミやカミソリのようにチクチクしにくいことがメリットです。

毛先を丸く仕上げられ、処理後に毛が衣類を突き抜ける心配もありません。

しかし、ヒートカッターの用途は、あくまでも毛の長さをカットすることです。光美容器のように、ツルツル素肌を目指したい方には向いていません。

また、1回で処理できる毛の本数は5~10本程度です。アンダーヘアの毛量が多い場合は、自己処理に時間がかかります。

光美容器

メリット
  • IPL方式で手軽にケアできる
  • VIO以外に使用できる機種もある
  • 高い費用対効果が期待できる
デメリット
  • 操作を誤るとやけどのリスクがある
  • 効果が出るまでに時間がかかる

光美容器はフラッシュ(光)を当てることで、ムダ毛を目立ちにくくする処理方法です。家庭用の機種があるため、自宅で手軽にVIOのケアができます。

光美容器のメリットは、ほとんどの機種でサロンで採用されているIPL方式で自己ケアができることです。

IPL方式では特殊な光を照射し、毛根のメラニン色素にダメージを与えて、毛を目立ちにくくします。シェービングの回数を将来的に減らせるので、長期的な肌ダメージの軽減が期待できます。

しかし、光美容器の操作を誤ると、やけどのリスクがあるため注意が必要です。正しい使い方で使用すれば、トラブルを防ぐことに繋がっていきます。

Vラインの自己処理のやり方~光美容器を用いて~

光美容器を用いたVラインの自己処理には6つのステップがあります。

  • デザインを決める
  • カミソリやシェーバーでシェービング
  • 照射レベルの設定
  • 肌に照射する
  • 肌のクールダウン・保湿

Vラインのデザインにはハイジニーナ(無毛)やナチュラル、スクエアなどがあります。一度処理すると形を変えにくいため、よく考えて選んでください。

光美容器を使った自己ケアでは、事前のシェービングが必要です。清潔を保つために、カミソリやシェーバーなどの道具を消毒します。

シェービングが済んだら、部位に合わせて照射レベルを設定し肌に照射しましょう。

光美容器でケアしたあとの肌は敏感な状態となっています。冷たいタオルでクールダウンしてから、クリームやローションで保湿してください。

Iラインの自己処理のやり方~光美容器を用いて~

光美容器を用いたIラインの自己処理は、基本的にVラインと同じ流れです。

  • カミソリやシェーバーでシェービング
  • 照射レベルの設定
  • 肌に照射する
  • 肌のクールダウン・保湿

Iラインの自己ケアでは、Vラインと同じ毛量に調節することがおすすめです。見た目がバラバラにならず、自然な仕上がりを目指せます。

Iラインは自分で見えないため、鏡の前にM字開脚で座って安全を確認しながら処理してください。

また、粘膜があるIラインを処理する際には、粘膜ギリギリまでケアしてはいけません。粘膜を傷つけると、雑菌が入り感染症を引き起こすおそれがあります。

光美容器の照射が完了したら、冷たいタオルを当ててIラインをクールダウンします。あとで炎症を起こさないように、しっかり保湿しておきましょう。

Oラインの自己処理のやり方~光美容器を用いて~

光美容器を使ったOラインの自己処理は「無毛」を前提として行います。基本的に毛を残すメリットがないため、多くの方が「無毛」に処理します。

  • 鏡を床に置き、しゃがんだ体勢でカミソリやシェーバーでシェービング
  • 照射レベルの設定
  • 鏡を床に置き、しゃがんだ体勢で照射する
  • 肌のクールダウン・保湿

Oラインは凹凸が多く、ほかの部位と比べて自己処理の難易度が上がります。安全性を考慮して、刃を覆うようにガードがついたカミソリやシェーバーを使用することがおすすめです。

処理する部位を確認できるように、鏡を床に置き、しゃがんだ体勢でケアしてください。また、鏡を頼りに作業するため、時間をかけて慎重に手入れすることが大切です。

Oラインの自己ケアが済んだら、V・Iラインと同じように肌のクールダウンと保湿を徹底しましょう。

VIOを光美容器で自己処理する際のポイント

VIOを光美容器で自己処理する際のポイントを紹介します。

  • 自分の肌への照射が問題ないか確認する
  • 粘膜ギリギリまで処理しようとしない
  • 処理後は肌のクールダウンや保湿を行う

ポイントをしっかり押さえて、正しい方法での自己ケアを心がけましょう。

自分の肌への照射が問題ないか確認する

光美容器はすべての方が利用できるわけではありません。機種ごとに使用可能な肌の色が決められています。自己ケアを始める前に、自分の肌への照射が問題ないかを確認しておきましょう。

特に日焼けによって肌の色が濃い方は注意が必要です。誤って濃い色の肌に照射すると、毛根ではなく肌に反応するおそれがあります。やけどや炎症などのトラブルにつながるため注意してください。

また、ほくろがある部分に照射した場合にも、やけどのリスクがあります。自分の肌トーンを確認してから、光美容器でのケアを始めましょう。

粘膜ギリギリまで処理しようとしない

光美容器を使ったVIOの自己処理では、粘膜ギリギリまで処理しようとしてはいけません。

粘膜とはIラインの中心部にある少し湿った部分です。光美容器のフラッシュは粘膜にとって強い刺激となります。

粘膜を傷つけると雑菌が入り、感染症を引き起こすおそれがあるため注意してください。

特に、Iラインの処理は鏡に頼る必要があり、光美容器の操作を誤る可能性があるため、粘膜ギリギリの処理は控えましょう。

処理後は肌のクールダウンや保湿を行う

光美容器を照射したあとの肌は、デリケートな状態となっています。肌トラブルを防ぐために、自己処理後はアフターケアを行いましょう。

自己ケア後の肌は軽いやけど状態のため、まずは冷たいタオルを当ててクールダウンします。

その後は、クリームやローションで保湿してください。保湿剤はドラッグストアで手に入る敏感肌、または低刺激向けのもので問題ありません。

アフターケアを徹底して、トラブルなくVIOを自己ケアしましょう。

VIOの自己処理に関して知っておきたいこと

VIOの自己処理に関して知っておきたいことを紹介します。

  • Q.「VIOの毛の処理は痛い?」
  • Q.「VIOの自己処理でチクチクはいつまで続く?」
  • Q.「VIOの自己処理は生理前でもできる?」

VIOの自己ケアを始める前に、疑問を解消しておきましょう。

Q.「VIOの毛の処理は痛い?」

VIOの毛を処理する方法によっては、痛みを伴う可能性があります。

光美容器を使った自己ケアでは、照射レベルを設定できるため痛みを軽減できます。最も弱いレベルの照射で痛みを感じる場合は、保冷剤で冷やしてから照射するのが良いでしょう。

Q.「VIOの自己処理でチクチクはいつまで続く?」

カミソリやシェーバーで自己処理する場合は、4日程度チクチクした状態が続きます。

ただし、ヒートカッターや光美容器を使ってケアすれば、不快なチクチクを感じません。自己処理後の不快感が気になる方は、チクチクしにくい方法でケアしましょう。

Q.「VIOの自己処理は生理前でもできる?」

生理中であってもVIOの自己処理はできますが、基本的におすすめしません。

生理中はホルモンバランスの乱れから、肌トラブルを起こすおそれがあります。また、生理中は経血が付着しやすいため不衛生です。

自分の生理周期を把握して、処理するスケジュールを立てるのが良いでしょう。

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