すね毛は、脚の広範囲に生えているため、処理やアフターケアに時間と手間がかかります。
このコラムでは「すね毛の特徴」「毛周期」「すね毛処理のメリット・デメリット」「処理方法」を解説します。
自分に合ったすね毛の処理方法を見つけて、ムダ毛のないツルツルで美しい脚を手に入れましょう。
毛が生え変わるサイクルを毛周期といいます。そして、毛周期の中で毛が伸びている時期を成長期(初期・後期に分けられる)と呼びます。
成長初期・後期は、毛を再生する役割を持つ毛乳頭と毛がつながっています。光美容器やレーザーを用いたムダ毛処理をする際は、熱エネルギーが毛乳頭に伝わって毛根を破壊しやすいため、成長期を狙った処理は効果的とされています。
すね毛の毛周期は成長初期・成長後期・退行期・休止期の1サイクルで1~2ヶ月周期と言われています。そのため、短期間で毛を処理するよりも1~2ヶ月周期で処理したほうが効率よくすね毛のムダ毛処理ができます。
すね毛の処理の仕方は下記が挙げられます。
処理方法ごとのメリット・デメリットを把握したうえで、自分に合ったすね毛処理を実践しましょう。
カミソリ・シェーバーで処理を行うメリットは、誰でも簡単に取り扱えてシェービングがしやすいことです。手に入りやすいT字のカミソリなどは、使いやすくてスタンダードな方法の1つです。また、安価に購入できることも、嬉しいメリットです。
手軽にケアができる反面、カミソリを用いたケアは肌を傷つける恐れがあります。毛流れに沿って優しくシェービングしたら、アフターケアでは必ず保湿を行いましょう。
またすね毛をシェービングすると、毛先の細い部分が処理されて、根元の太い部分が残ったまま伸びてくるため、チクチクとした感触が出てきます。
【代官山クリニック 蘆田英珠先生のコメント】
ムダ毛の処理方法がカミソリやシェーバーの場合、丁寧に優しくシェービングをしなければお肌が傷ついてしまいます。アフターケアも入念に行ってください。お肌を必要以上に傷つけないよう、優しくシェービングしましょう。
クリニック・サロンのメリットは、自己処理の手間がなくなることです。自分で処理をする際に起こりがちなシェービングのやり残しや、肌を必要以上に傷つけることも避けられます。
クリニック・サロンでは、ムダ毛の処理からアフターケアまですべて対応してもらえますが、その分費用が高額になります。
毛が無くなるまで、何度も通院する必要があるため、自身のライフスタイルと照らし合わせて利用するか検討してみましょう。
除毛クリームのメリットは、簡単に処理ができることです。
除毛クリームをすね毛に塗布し、各商品の定める放置時間が経過した後、クリームを拭き取るだけですね毛の処理は完了します。
除毛クリームの種類によっては、皮膚に強い刺激を与えてしまう場合があるため、必ず自分の肌に合っているのか、パッチテストをしてから利用しましょう。
成分が肌に合わないと、肌トラブルを引き起こす可能性があります。
ワックスは、すね毛にワックスを塗布して、固まったワックスとともに毛根から毛を引き抜く処理方法のため、施術直後は肌の表面がざらつかずツルツルになります。
しかし、ワックスを剥がす際は、痛みが伴い、肌へのダメージも大きいです。肌が弱い方は、皮膚に赤みが出てヒリヒリしてしまう可能性が高いため、できればワックスを使ったムダ毛処理は避けた方がよいでしょう。
アフターケアでは、熱いお風呂やサウナに入るなど肌に負担がかかる行為は避け、保湿ケアを入念に行ってください。
光美容器は、自宅で効率よくムダ毛ケアができます。すね毛のほかには腋毛や腕毛など、頻繁に処理をしなければならない部位のケアにも適しています。
照射レベルを強くし過ぎると火傷のリスクが高くなるため、自分の肌に合った照射レベルでケアを続けましょう。
自分の肌に合わせて適切に使用すれば、ムダ毛ケアの頼もしい味方として光美容器は長期的に活躍するため、1台持っておくことをおすすめします。
すね毛を処理するメリットを3つ紹介します。
見た目の清潔感が増す
特に男性のすね毛は、モジャモジャして長く絡まりやすいため、不衛生に見られることが多いでしょう。すね毛が適切にケアできていると、清潔感が増します。
脚を出すファッションに抵抗が少なくなる
すね毛が生えているときは「すね毛を見られるのが恥ずかしい」「嫌な顔をされた」など、人の目が気になり、脚を隠すファッションを選んでいた方が多かったかもしれません。
すね毛がキレイにケアできていれば、人の目を気にせずに脚を出したファッションを楽しめます。
ムレやニオイが軽減される
すね毛の量が多いと、毛の中で汗がムレてしまい、嫌なニオイが発生しやすいです。
ムレは、かゆみも引き起こして肌荒れにもつながるため、毛量が多い方はすね毛のケアを怠らないようにしましょう。
すね毛を処理するデメリットを3つ紹介します。
毛量の調節が難しい
すね毛の毛量は遺伝やホルモンバランスの影響が大きいため、調整が難しいです。光美容器やクリニック・サロンで少なくしていくことは可能です。
処理後にチクチクすることがある
毛先の細い部分がシェービングされると、太い部分が残ってしまうため、処理後はチクチクします。一過性のもので、毛が薄くなっていけば少しずつチクチクしなくなります。
定期的なケアを必要とすることが多い
一度すね毛ケアをしても、何度も生えてくるため、いつも肌をツルツルの状態にキープしたい方は、定期的にすね毛ケアを実施してください。そのため、自宅で手軽に、かつランニングコストが抑えられる方法での処理がおすすめです。
【代官山クリニック 蘆田英珠先生のコメント】
人の目に触れやすく、ムダ毛が生えていると不自然な部位は、毎日のよう処理をしてしまう方もいらっしゃいます。毎日のシェービングは、肌を傷つけてしまうリスクがあり出血を誘発してしまう可能性もあるため、高頻度の使用はできる限り避けるのが望ましいです。
すね毛処理に関するよくある質問に回答します。
すね毛処理の正しい知識を確認して、ツルツルでキレイな脚を手に入れましょう。
すね毛はシェービングし続けてもなくなることはありません。毛根が生きている限り、すね毛を含むムダ毛は生えてきます。
しかし毛根にアプローチしてムダ毛をケアできる光美容器を使用すれば、ムダ毛を目立ちにくくしていくことは可能です。
カミソリ・シェービングの処理回数も少なくなるため、肌トラブルを回避できます。
すね毛はお風呂場で処理しても問題ありません。ただしシェービング後、湯船に浸かることは避けたほうが良いでしょう。
湯船には、見えない雑菌が繁殖しています。
カミソリやシェーバーでシェービングした後は、肌が傷つき敏感になっているため、肌トラブルが起きやすい状態です。
シェービングした部位の清潔を保てるよう心がけ、肌が赤みや乾燥で荒れてしまわないよう、保湿ケアを入念にしてください。