髪をまとめたときや耳にかけたときに、もみあげが気になる女性は多いでしょう。
もみあげの濃さや長さは、顔の印象に影響する要素です。きれいに処理するだけで、女性らしい印象を与えられます。
ショートヘアやまとめ髪のときに自信を持ちたい方は、髪型に合わせてもみあげを処理するとよいでしょう。
本記事では、女性のもみあげをきれいに処理する方法を解説します。髪型別の理想のデザインや処理する際の注意点も紹介しているため、自己ケアの参考にしてみてください。
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女性のもみあげは、形・デザインによって与える印象が異なります。自分に合った理想のもみあげに整えるだけで垢抜けた雰囲気になるでしょう。
まずは、女性に人気の形・デザインを確認してください。
人気なもみあげの定番といえば、先端が丸い逆三角形です。清潔感とナチュラルな雰囲気を兼ね備えているため、輪郭や髪型を問わず馴染みます。
逆三角形には小顔効果があり、前から見たときにスッキリとした印象を与えられる点が特徴です。また、もみあげの先を耳たぶの高さに合わせることで、柔らかい雰囲気も演出できます。
ただし、先端が鋭く上部の幅が狭すぎるもみあげは、不自然な見た目になるため注意が必要です。自己処理でもみあげを整える場合は、先端に適度な丸みをもたせて、自然な仕上がりを目指しましょう。
女性らしい雰囲気を目指したい方には、薄めのもみあげがおすすめです。柔らかな印象を与えられるため、可愛らしい髪型やメイクに変える場合でも馴染みやすくなります。
可愛らしい雰囲気にイメージチェンジしたい方は、もみあげを薄くしてみてください。
ただし、もみあげを薄くする際には毛量調節に注意が必要です。すべて剃ったり薄すぎると、顔が大きく見える可能性があります。
顔が大きく見えるのを防ぐため、毛量はおでこの生え際を基準にしましょう。産毛よりも少し濃い程度を目指すことで、自然な仕上がりとなります。
先端が顔の内側向きのデザインは、小顔に見られたい方におすすめです。
形を整える前に、まずは耳たぶと同じラインまでもみあげを伸ばします。その後、逆三角形になるように形を作ってください。
逆三角形の先端が顔の内側に向かうように少しカールをつけることで、小顔効果が期待できます。
もみあげを整える際に角度を緩やかにしたり、先端を尖らせると不自然な仕上がりになるため注意が必要です。
全体のバランスを見て、ナチュラルに馴染むもみあげの形を目指しましょう。
理想とされる女性のもみあげの長さは、耳たぶに届く程度が一般的です。
しかし、実際に似合うもみあげの長さ・形は、髪型によって異なります。女性の場合は髪型のバリエーションが豊富なため、自分に合った長さ・形を知ることが大切です。
自分の髪型に合った理想のもみあげを把握しましょう。
ショートヘアの場合、少し長めのもみあげが近年のトレンドです。もみあげを長めに残すことで、全体的にフィット感が出て今っぽい雰囲気を演出できます。
また、もみあげの先端が耳の真ん中あたりになるように調節すると、シャープな印象を与えられるでしょう。
ショートヘアの方がもみあげを整える際は、フェイスラインにかかる程度の長さを意識してください。ワックスで毛先に動きをつけて残りを耳にかければ、全体のセットは完了です。
スッキリとしたフェイスラインにもみあげを少し残すことで、抜け感のある今風スタイルを目指せます。
ミディアムヘア・ロングヘアの場合は耳たぶ、もしくは耳たぶよりも少し上の後れ毛に馴染む長さに整えてください。
耳たぶよりも上のラインを基準に整えることで、ソフトで柔らかい印象を与えられます。アップスタイルの方は後れ毛と一緒にもみあげに動きをつけると、今っぽい垢抜けた髪型にスタイリングできるでしょう。
ミディアムヘア・ロングヘアの方はもみあげを長くしすぎると、野暮ったい雰囲気に見えるため注意してください。耳たぶよりも下のラインに残したいのであれば、毛量を減らしてスッキリとした印象に整えましょう。
髪の毛のクセが強い場合はもみあげを長く残すよりも、短めに整えることがおすすめです。
もみあげのクセはストレートパーマで伸ばしても、アップにした際に広がる可能性があります。もみあげを短くカットしていれば、顔まわりが気になってストレスを溜めることもありません。
髪の毛のクセが強い方はもみあげをスッキリさせて、清潔な印象に整えましょう。
もみあげを薄くしたい・なくしたい女性におすすめの処理方法を6つ紹介します。
それぞれの処理方法をメリット・デメリットとともに解説します。自分に合った処理方法を見つけて、もみあげをきれいに整えましょう。
I字カミソリはもみあげを自己処理する最も簡単な方法です。ドラッグストアで手に入るため、安価で手軽に処理できます。
細かい手の動きができるため、もみあげを処理する際に微調節が可能です。
ただし、力の入れ方を間違えると、肌を傷つけるおそれがあります。処理する際には、肌の上を優しく撫でるようにI字カミソリを動かしてください。
また、I字カミソリによる処理ではケアする手間を減らせません。きれいなもみあげを維持するため、定期的なケアが必要なことを覚えておきましょう。
【代官山クリニック 蘆田英珠先生のコメント】
カミソリやシェーバーの場合、丁寧に優しくシェービングをしなければお肌が傷ついてしまいます。アフターケアも入念に行ってください。お肌を必要以上に傷つけないよう、優しくシェービングしましょう。
顔用電気シェーバーは、カミソリよりも安全にもみあげを処理できるアイテムです。刃にガードが付いており、肌へのダメージを軽減できます。
コンパクトなサイズで持ち運びやすく、どこでも簡単に処理できて便利です。また、一度購入すれば、シェーバーが壊れるまで何度でも使用できます。
ただし、カミソリのように細かくきれいにシェービングすることはできません。使用後にはシェーバーのメンテナンスが必要であり、面倒に感じる場合もあります。
カットやシェービングなしで、もみあげを処理したい方には脱色クリームがおすすめです。インターネット通販で手に入り、毛量を減らさずもみあげを目立ちにくくできます。
ただし、敏感な顔の肌にブリーチ剤をのせるため、肌トラブルを起こすリスクがあります。脱色クリームを使用する際は、まわりの皮膚を保護するためにワセリンを塗りましょう。
また、脱色加減によっては、色味や生えたての毛とのコントラストで違和感が出ます。脱色クリームを長時間放置しないように注意してください。
理容室・美容室でもみあげを処理することも、ひとつの選択肢です。プロにケアしてもらえるため、自分に合った形・デザインできれいに仕上げてもらえます。
思い通りのデザインに調整しやすく、仕上がりにこだわりたい方におすすめです。
ただし、カミソリや顔用電気シェーバーを使った自己処理と比べて、理容室・美容室でのケアはコストがかかります。
また、もみあげが気になるたびに通う手間がかかるため、都度時間の調整が必要です
クリニック・サロンでもみあげを処理するメリットは、施術を継続すれば処理頻度を徐々に減らせることです。処理が完了するまでに時間はかかりますが、結果的にもみあげを気にせず過ごせます。
確実にムダ毛・産毛を処理でき、思い通りの形にしやすい点が魅力です。
ただし、クリニック・サロンでのケアは費用が高い傾向にあります。また、一度もみあげを整えると、元の形に戻せない場合がほとんどです。
後悔しないために、もみあげの形・デザインはしっかり検討して決めましょう。
光美容器はフラッシュ(光)を当てて、もみあげを処理する方法です。家庭用の機種を使えば、スキマ時間に自宅で手軽に自己ケアできます。
光美容器のメリットは、機種によってはサロンでも採用されているIPL方式でケアできることです。定期的に照射するだけで、気になるもみあげを目立ちにくくします。
また、処理回数が増すごとに、ムダ毛ケアの頻度を減らせる点も魅力です。
しかし、一度処理すると元の形に戻すのに時間がかかる場合が多いため、形・デザインを慎重に決めてケアしてください。
もみあげを自己処理した後はミストや化粧水、保湿クリームでケアすることが大切です。
自己処理後の肌は一時的に敏感な状態であり、肌のバリア機能が低下しています。そのまま放置すると、雑菌が入るおそれがあるため注意してください。
アフターケアには「リファメディケイティッドカーミングミスト」がおすすめです。
有効成分が肌荒れやニキビを予防し、すこやかな肌へと導いてくれます。肌にミストを吹きかけるだけのため、さっと使えて簡単にお手入れが可能です。
女性のもみあげ処理では、3つのポイントに気をつけましょう。
もみあげを自己処理する際は、一気にまとめて切る・シェービングすることは避け、少しずつ慎重に処理を進めてください。
処理に失敗すれば修正が効かず、元の長さに伸びるまで待つ必要があります。また、間違ってもみあげを無くしてしまうと、おかしく見えることもあるでしょう。
鏡を見て左右のバランスを都度確認しながら、慎重に処理を進めることが大切です。
もみあげを処理する際に、毛抜きの使用は控えてください。
毛抜きは毛根ごとムダ毛・産毛を引き抜くため、肌への負担が大きくなります。抜いた部分が赤くなるため、かえって目立ちやすくなるでしょう。
また、埋没毛や毛穴から雑菌が侵入して、ニキビや肌荒れを起こすリスクがあります。肌トラブルを軽減するため、毛抜き以外の方法でもみあげを処理しましょう。
カミソリや顔用電気シェーバーを使って処理する場合は、刃こぼれしていないか、錆び付いていないかなど刃の状態を事前に確認しましょう。
切れ味が悪い状態のカミソリを使い続けると、肌の赤みやかゆみ、カミソリ負け、色素沈着などの肌トラブルにつながります。
また、切れ味が悪いことで刃が毛に引っ掛かり、引き抜いてしまうこともあるでしょう。
処理中に違和感をもったら、そのまま使わず新しい替刃に交換してください。
関連記事:カミソリ負けの原因と対処法を解説|カミソリ負けを防止するポイントまで理解して肌トラブルを回避
女性のもみあげ処理に関してよくある質問を3つ紹介します。
もみあげのお手入れは身だしなみとして、定期的なケアがおすすめです。
濃い場合は、見る人によっては清潔感がなく見えることもあるでしょう。
第一印象で好感を持ってもらうため、普段から整えることがおすすめです。
一般的に、もみあげの長さは耳たぶのラインに合わせることが理想とされています。まずは髪の生え際から耳横までを目安に処理してください。
また、髪型や見せたい印象によって、もみあげの適切な長さは異なります。本記事で紹介したデザインを参考に、自分に合った形を決めましょう。
もみあげをシェービングすると、青く目立つ場合があります。もみあげをなくしたい部分がある場合、ムダ毛・産毛が目立ちにくくなる処理方法を選択してください。