産毛ケアは肌のトーンアップや肌荒れ防止に役立ちますが、間違ったケアによって肌を傷つける恐れもあります。
逆剃りをすると肌へのダメージが大きいため、産毛剃りは毛の生えている方向に順剃りが適切です。また、紫外線の影響により炎症を起こす可能性があるため、外出前のケアは控えましょう。
本記事では、顔や身体の部位別に正しい産毛の剃り方や、注意点を紹介します。適切なケアで、肌トラブルを回避しましょう。
産毛ケアの落とし穴を2つ紹介します。
産毛ケアは、逆剃りをすると肌を傷つける恐れがあるため、毛が生えている方向に順剃りをしましょう。また、カミソリやシェーバーは、清潔なものを使用することが大切です。
刃の刺激から肌を守るために、ホットタオルやお風呂で肌を温めてから産毛をケアしましょう。お風呂場は雑菌が繁殖しやすく湯気で鏡が曇りやすいため、入浴後がベストです。
シェービング後は、十分な保湿を忘れてはいけません。ケア後の肌は敏感であるため、アルコール不使用の低刺激の化粧水や乳液を使用しましょう。
関連記事：カミソリ負けの原因と対処法を解説｜カミソリ負けを防止するポイントまで理解して肌トラブルを回避
産毛は紫外線から肌を守る役割があるため、ケアすると紫外線の影響を受けやすくなります。
紫外線の刺激により炎症を起こす可能性があるため、外出前の産毛ケアは控えましょう。
もしケア後に外出する場合は、長袖や帽子を着用するなど紫外線対策が必須です。産毛ケアの直後だけでなく、普段から日焼け止めや日傘の使用を心がけましょう。
部位別の産毛の剃り方と注意点を紹介します。
| 部位 | ケア方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| おでこ | 肌を少し引っ張りながら、毛の流れに沿って上から下に剃る | 生え際1cmは残す |
| 頬 | 頬毛を十分に濡らして柔らかくして、内側から外側に向かって剃る | 肌が敏感なときはケアを控える |
| 口周辺 | 刃を少し寝かせた状態で、鼻の下を伸ばすように上から下に剃る | 頻繁に剃りすぎない |
| フェイスライン | 顔の輪郭に沿わせて、刃を上から下に優しく滑らせる | 皮膚がたるまないように、おさえながらケアする |
顔の産毛は、剃る向きと反対方向に皮膚を引っ張りながら、毛の流れに沿うようにケアします。顔は特に敏感であるため、シェービング剤を使用しケア後は化粧水や乳液での十分な保湿を心がけましょう。
関連記事：顔の産毛は剃らない方がいい？剃ったほうがよい理由や処理時の注意点を解説
| 部位 | ケア方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| 首 | 合わせ鏡を作り、L字カミソリで慎重にケアする | 首の後ろは確認しにくいためケガに要注意 |
| 指 | 小さな刃のカミソリで、毛の流れに沿ってケアする | ケア後はハンドクリームで保湿する |
| 腕 | 力を入れずに優しく順剃りをする | 剃る範囲を細かく分けてケアする |
| 脇 | 脇が平らになるようにしっかり腕を上げて、「米」の字を書くように細かくカミソリを動かしてケアする | カミソリを垂直に当てないようにする |
| 胸 | バストが張るように引っ張りながら、上から下に、外側から内側にケアする | 胸元の起伏部分は、細心の注意を払って慎重にケアする |
| お腹 | お腹のカーブを引っ張りながら順剃りをする | お腹は毛流れがバラバラであるため、目視で確認しながら順剃りをする |
| VIO | 鏡を使用して足を開いてしゃがみ、粘膜ギリギリは避けてケアする | ワックスの使用は避ける |
| 脚全体 | 膝からくるぶしに向けて、順剃りをする | 刃を長く動かして1度で剃るようにする |
身体の産毛は、部位によって剃り方が変わります。範囲が広い部位は、2度剃りすると肌へのダメージが大きいため、刃を長く動かして1度で剃るようにしましょう。
ついついやりがちな産毛剃りでNGな行為を3つ紹介します。
毛抜きを使って産毛を抜くと、毛穴から細菌が侵入して、炎症やニキビなどの肌トラブルにつながるため、おすすめしません。
また、産毛を抜くことで毛穴が活性化され、硬毛化し硬くしっかりとした毛が生えてくる可能性があります。毛穴が広がり、黒いポツポツの原因にもなるため注意が必要です。
肌トラブル防止のために、産毛は抜かずにケアしましょう。
産毛を頻繁にケアすると、角質層が薄くなり敏感肌を悪化させる場合があります。部位によっても異なりますが、産毛ケアは月に1、2回がおすすめです。
紫外線を多く浴びた日や生理期間中など、肌が敏感なときのケアは控えましょう。また、慌てて剃るとケガをする恐れがあるため、落ち着いて産毛ケアができる時間帯を選択しましょう。
カミソリを使用した産毛ケアは、肌を傷つけないために毛が生えている方向に順剃りがおすすめです。順剃りをして剃り残しが気になる場合は、肌への負担が少ないフェイスシェーバーで逆剃りをします。
胸やお腹、背中などは起伏がありケアしづらいため、慎重なシェービングが重要です。剃る方向を間違えないように目視で毛流れを確認し、皮膚を引っ張りながらケアしましょう。
